結婚は個人の自由！でも“考えない”は不幸を招く。

あの方の件ですね、もちろんです。
確か…最初は“結婚したい”とおっしゃっていたけれど、カウンセリングを通じて“実は自分はそうでもなかった”と気づかれた方ですよね。
雰囲気も条件的にも悪くなかったのに、なぜか前に進めなかった——あのケースは、婚活の“落とし穴”がいくつも詰まっていましたね。

おっしゃる通りです。
年齢を除いたスペックだけで見れば、むしろ“かなり優秀な部類”でしたよね。
年齢的には確かに婚活市場でのハードルは上がりますが性格も穏やか、お相手の条件も柔軟。

——にもかかわらず、なぜか“動けない”。 実はここに、“結婚しなきゃ”という社会的なプレッシャーと、“本音とのズレ”が潜んでいたんです。

ええ、それが“無意識の同調圧力”というやつです。
誰かに強制されたわけでもないのに、“そろそろ結婚しないと…”と焦ってしまう。あの方も、まさにその典型だったように思います。

ただ、ここがポイントです。 “本当はそこまで結婚したくない”という自分の気持ちに気づけたのは、決して悪いことではありません。むしろ、それがわからないまま婚活を続けていた方が、よっぽど苦しかったはずです。

世の中には『本気で結婚したい人』と『結婚しておいた方がいいのかな～？の人』がいます。
そして、後者が婚活市場に多すぎる。だからこそ、行動に温度差が出るんです。

おっしゃる通りです、高島さん。
“結婚＝幸せ”ではないけれど、“幸せを感じやすい状態をつくる土台にはなり得る”というのは事実です。

📊【既婚 vs 未婚 幸福度の差】

※出典：内閣府「国民生活に関する世論調査」2023年度

• 生活に満足している：既婚者 72.5% ／ 未婚者 55.9%
• 将来に希望を持っている：既婚者 64.2% ／ 未婚者 46.7%
• 孤独を感じる：既婚者 13.8% ／ 未婚者 41.5%

一人の幸福は“体験済み”。 その先の“共有する幸福”こそが、結婚が持つ力なんです。

本当にそうです。

📊【年齢別・既婚者の幸福度】

年代	既婚者	未婚者
20代	約67%	約52%
30代	約70%	約56%
40代	約73%	約59%
50代	約75%	約58%
60代	約76%	約54%

男女共に、どの年代を持っても既婚者の幸福度の方が高いです。 未婚の方も若い時は良いのですがそれはいつまでも続くものではありません、年を重ねた時に多くの人がこう言います。 「本気で結婚について考える時間を取らなかったことを後悔している」 と。

とても重要な問いですね、高島さん。 “選択的シングル”を選ぶこと自体は、何も否定されるべきものではありません。 ですが、問題は——“孤立”と“自由”は薄皮一枚の差しかないということ” です。

✅ 独身の幸福度を高めるための3つの視点

1. 孤独対策を“戦略的に”考える
   体力・交友関係が落ちる50代以降が勝負。地域・住環境・介護の備えが重要。
2. “支え合える関係”を築く
   結婚以外にも、親密な友人・地域ネット・共生関係など物理的・精神的なつながりを意識。
3. 「選び直す自由」を持つ
   将来不安になった時、婚活などに再挑戦できる柔軟さを自分に許すこと。

選択的シングルも、結婚も、 “選んだその先でどう生きるか”がすべてです。

まさに、そこに尽きますね。
人生は一本道ではありません。その時々の価値観や環境によって、選択肢が変わるのは“当然のこと”です。

“独身を選んだから、ずっとその道で貫かなきゃいけない”
“結婚したいと思ったから、絶対に諦めちゃいけない”

そんなふうに“選択を縛り”にしてしまうことこそ、不自由なんです。

💡 「本当に自分がどう生きたいのか」から目をそらさないこと
💡 「幸せ」には正解がないが、データで示せる“傾向”はあること
💡 どんな生き方でもいい、でも“考え抜いた選択”があなたを幸せにすること

そして、もしあなたが
「誰かと一緒に未来を歩んでいきたい」
「支え合える関係を築きたい」と思うなら——
婚活は、早ければ早いほどチャンスが広がります。
> 迷っているなら、まず一歩。
“本気で結婚したいかどうか”を考える時間を、今日つくってください。

それが、幸せな人生への第一歩になるかもしれません。